坐骨神経痛の改善報告｜豊四季北口整骨院

男性

デスクワークを主に行なっており、数ヶ月に一度遠方へ出張をしている。日々の座り時間の長さや、長距離を新幹線や電車で移動する時間が長い。

数年前から腰や臀部に痛みや違和感を覚え始め、徐々に痛みが出る時間が長くなっていったとのことです。
数か月前には、長時間座った姿勢から立ち上がろうとした際に、神経痛のような鋭い痛みが臀部から足にかけて生じるようになりました。
その後、同様の動作を行ったときや長時間歩行した際に、痛みや痺れを感じることが増えてきたそうです。
また、筋力の低下も影響し、反対側の足でかばうように歩く場面が多くなってきたとのことです。

通勤時の長時間にわたる歩行がつらく感じられるようになりました。
夜間に就寝する際は、痛みのある側の足を下にして眠ることが難しくなり、寝返りもしにくい状態が続いています。
歩行時の動きがぎこちなくなり、かばうように歩く影響で、健常側の足も疲れやすくなってきたとのことです。
また、靴下を履く動作が行いづらくなり、靴を履く際には靴べらを必ず使用するようになったそうです。

指圧では、症状が出ている硬結部位だけでなく、腰部や下肢に過緊張がみられた筋肉組織を含め、全体的にほぐすよう対応しています。
下半身の柔軟性低下が特に顕著であったため、筋膜ストレッチを定期的に行いました。
また、腰痛および臀部から大腿部、ふくらはぎにかけてみられる痛みや痺れに対しては、鍼施術を行っています。
あわせて、インナーマッスルの低下や股関節周囲の筋力不足がみられたため、その点をお伝えし、楽トレによる筋力トレーニングも実施しました。
さらに、日常生活の中で取り入れやすい簡単な筋力トレーニングやセルフストレッチについても指導しています。

もともとお身体の柔軟性が乏しく、普段からあまりスポーツを行わないとお話を伺っていたため、日常生活以上に筋肉や関節を動かす機会が少ない状態であると考え、筋膜ストレッチを行っていただいています。
また、腰の痛みを軽減させることに加え、臀部の深部に位置する坐骨神経へ効率的かつ的確に刺激を加える目的で、鍼施術を毎回受けていただいています。
さらに、臀部だけでなく、張りがみられる下肢の部位や、痛みをかばって使用している足の硬さを和らげる点においても、鍼施術は適していると判断しました。

週に2～3回を目安にご来院いただき、多い時には土日を含めて4回程度となることもありましたが、およそ6か月間にわたり継続して通っていただいています。

約3か月ほどでしびれ感の軽減がみられ、6か月目には腰痛も軽減しています。現在は、鍼施術と指圧のみで通っていただいています。

施術を始めた当初のご感想として、「お尻の張っている感じが和らいだ」「痛みが軽くなった」「寝るときのつらさが減った」とのお声をいただいています。
また、ストレッチや鍼施術を継続していく中で、「歩く際のしびれる感覚が少なくなったと感じることが増えた」とお話しされています。

デスクワークなど、日常生活において長時間同じ姿勢で過ごしている方は多いと思われます。
また、日頃から運動を行っている方と比べると、あまり運動をしない方のほうが、同様の症状に悩まされる傾向が多いと考えられます。
普段から正しい姿勢を意識し、健康への意識を持って生活することが大切です。
そのうえで、小さな違和感であっても、早めに身体のメンテナンスを行っていくことが重要です。