坐骨神経痛
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歩いているとすぐに腰や足が痛くなる(少し休憩すると収まるが、歩くとまた痛む)
足が痺れる、ジリジリとした痛みや鈍痛がある
何もしていない時(イスに座っていたり、横になっている時)でも腰や足が痛い、痺れる
腰や足の痺れや鈍痛で寝れない、又は寝づらい
身体を屈めたり、腰を反らすと足や腰に痛み、痺れを感じる
長い時間立っていると足や腰に痛み、痺れが出てきて辛い
痛み程では無いが、太腿の内側に違和感や痺れを感じる
尿が出にくい、又はすぐトイレに行きたくなってしまう -
坐骨神経痛に対する当院の考え
坐骨神経痛とは病気では無く、あくまでも”症状”です。坐骨神経や筋肉、骨格が悪いのでは無く、その症状を引き起こす姿勢や日常の動作、日々の身体のケア不足こそが問題なのです。
坐骨神経痛とは、しっかりと症状を抑え、継続的な治療と日々のケアを行えば治る症状なのです。
しかし、一時的に症状が消えたからといって油断すると、再び苦しむことになってしまいます。坐骨神経痛の治療で最も重要なのは、症状が消えたならば、再発しない身体にする事です。これには日々の姿勢に気を付ける事やケアを怠らず、長い期間をかける事が大切です。坐骨神経痛のゴールは、症状が消えた時では無く、痛みの出ない身体になった時こそが真のゴールなのです。 -
坐骨神経痛を放っておくとどうなるのか
坐骨神経痛は、最初は大した症状ではありません。何となくお尻が痛い、長い時間立っていると腰が痛い、足が少しだけピリピリする、身体の曲げる、反るをすると腰が痛い、といった程度です。しかし、ここで治療をする事が重要です。
この症状を放置すると、次第に、何もしていないのに腰が痛い、少し歩いただけで腰や足の痛みが強くなる、電車やバスで立っているだけで辛い、足が痺れて感覚が無い といった症状が強く出てきます。
更に放置をしてしまうと、立っていても座っていても腰や足の痛みや痺れが酷く、横になっていると多少マシなのでずっと寝ている、足の感覚が無い為歩くのが困難、痛みが強すぎて日々の事が行えない、といった状態になります。 -
坐骨神経痛の軽減方法
まず第一に重要なのは、骨格を正常な状態に近づける事です。坐骨神経痛とは、坐骨神経が圧迫される事により発症します。これは、子供や若い方には滅多に見られる事ではありません。何故かというと、子供や若い方は骨格が正常な状態にあるからです。しかし、日常での悪い姿勢や身体のケアを行わずに過ごし、身体にダメージを積み重ね続けるとやがて症状が現れ始めます。
なので、骨格を正常な状態に戻す事が症状の緩和や今後のケアに繋がります。
第二に姿勢です。姿勢が悪いとどんなに治療行っても効果は半減、もしくはそれ以下になってしまいます。
第三に適度な運動です。運動をする事によって全身の筋肉を動かし、血流が良くなる為筋肉が柔らかくなります。又、体幹(腹筋・背筋)を鍛えると腰に掛かる負担が減り、腰を痛めにくくなります。 -
坐骨神経痛の軽減に効果的な当院の施術メニューは?
坐骨神経痛の改善には、NTPC(全身矯正)、筋膜ストレッチ、鍼治療(全身)、楽トレが効果的です。
まず、鍼治療により筋肉を緩める事で全身矯正と筋膜ストレッチの効果が更に上がります。指だけでは届かない深部の筋肉も緩める事が重要なのです。
次に全身矯正です。何故下半身のみでは無いのか?と考える方もいらっしゃると思います。理由としては、坐骨神経痛が発症している場合、下半身だけでなく上半身も歪みが強くなっている方が多いのです。その為、上半身、下半身両方の矯正をする必要があるのです。
3つ目は、筋膜ストレッチです。これは硬くなっている筋肉を緩め、矯正の効果を持続させる為に行います。
最後に楽トレです。楽トレは自身では継続する事が大変な体幹トレーニングを行えます。腹筋が割れる、という直接的な効果は見づらいですが、回数をこなす事によりしっかりと筋肉が付き、坐骨神経痛が発症しにくい身体はなっていきます。 -
その施術を受けるとどう楽になるのか
まず鍼治療により、表面に出ている症状(痛み、痺れ)を抑え、且つ坐骨神経にイタズラをしている筋肉を緩ませる事により再びその症状が出ないようにします。
次に全身矯正を行い、骨格を正しい状態に戻します。これにより、表面だけの治療では無く、核の部分の治療を行う事で坐骨神経痛が発症しない身体に少しずつ近づけていきます。
矯正と鍼治療だけでは無く、筋膜ストレッチにより下半身の筋肉を柔らかくする事で、更に症状の出ない身体になっていきます。
楽トレは、どの様に楽になるか、というよりは、楽になる身体をどの様に作っていくか、の点で重要です。症状が収まり、日常生活が出来る様になっても、身体のことを放っていてはまた坐骨神経痛が発症してしまいます。それを解決する為に、楽トレにより深部の筋肉を鍛え、坐骨神経痛が2度と出ない身体にするのです。 -
改善するために必要な施術頻度は?
症状緩和で1ヶ月、症状が無くなるのに3ヶ月、その状態を固定するのに更に3ヶ月、その後のケアは定期的に行う必要があります。症状が緩和する1ヶ月間はほぼ毎日、最低でも2日は空けないよう通院する必要があります。何故ならば、初期は治療を行った日は楽になっていても、1日経つと症状がまた出ている、という事が多いからです。なので、最初の1ヶ月間は毎日通われる必要があります。
その後、症状が完全に出なくなるまでは週に2回以上通院する必要があります。日々の生活をするうちに、身体には少しずつ負担がかかります。その負担を軽減し、回復させるには週に2回以上の通院が必要なのです。
症状が完全に出なくなれば、週に1回〜2週間に1回の頻度で大丈夫です。しかし、全く通院しなくなってしまうと、再び症状は現れます。定期的に身体のケアを行うことが、症状を防ぐ為の1番の近道なのです。 -
坐骨神経痛関連でよくある質問と回答
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Q. 坐骨神経痛って言われたけどヘルニアと何が違うの?
A. ヘルニアとは椎間板が圧迫され正常の範囲内から飛び出した状態を指し、頚椎ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニアなどの種類があります。
特に腰椎椎間板ヘルニアでは痛みや痺れが下半身のどこにでも発生する可能性があります。その中でも特にお尻~太腿の後ろに起こる痺れ、痛みの症状を坐骨神経痛と呼ばれます。なので、坐骨神経痛とは腰のヘルニアの中の症状に含まれる1種であります。腰のヘルニアが起こる→坐骨神経痛が発生する という順が正しく、坐骨神経痛になったから腰のヘルニアになった、という説明は正しくないのでお気を付け下さい。 -
Q. 坐骨神経痛の症状は?
A. 坐骨神経痛とは坐骨神経が何らかの原因で圧迫され、神経の支配領域に影響を及ぼします。主に痛みとしては「ジンジン」や「ズキズキ」と表現される方が多いです。痛みの出る場所はお尻から下肢にかけての痛みやシビレ、長時間の同一姿勢が出来なくなる、長時間歩けず少し休むと楽になる、体を曲げたり足をあげたりすると痛みや痺れが増す、などさまざまです。また、範囲が広くなると尿失禁、残尿、排尿遅延などの膀胱直腸障害につながる場合もあります。そうならないためにも日頃からのケアや早期での治療が重要になってきます。 -
Q. 坐骨神経痛の改善方法は?
A. 坐骨神経痛とは腰のあたりから足の指先まで伸びている坐骨神経が圧迫されたりなど刺激を受けると腰や臀部、太腿、ふくらはぎなどに鋭い痛みや痺れなどの症状が出ます。
坐骨神経痛を改善させるためには『長時間同じ姿勢をとれない』、『湯船によくつかる』、『腰周りの筋肉をつける』、『激しい運動を避ける』など色々あります。
ですが坐骨神経痛といっても疾患によっては症状が異なるものや症状を悪化させてしまうものもあるので一度、整形外科などで検査してもらい医師の承諾を得てから改善方法を決めましょう。
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