肉離れ
こんなお悩みはありませんか?
肉離れは、特にスポーツや激しい運動中に発生することが多い怪我です。肉離れの主な症状を5つ挙げさせて頂きます。
痛み
肉離れの最も顕著な症状は、損傷した筋肉部位に感じる急激な痛みです。痛みは運動中に突然発生し、動作を続けることが困難になります。
腫れ
損傷した筋肉周辺が腫れることがあります。これは、炎症反応によるもので、血液や体液が集まるためです。
内出血
肉離れが起こると、血管が破れて内出血が生じることがあります。これにより、皮膚の下に青紫色のあざが現れることがあります。
筋力低下
損傷した筋肉の機能が低下し、力を入れることが難しくなります。これにより、日常生活やスポーツ活動に支障をきたすことがあります。
可動域の制限
肉離れによって、損傷した筋肉の可動域が制限されることがあります。痛みや腫れのために、正常な動きができなくなることが多いです。
肉離れで知っておくべきこと
急激な動きによって筋肉が損傷することが原因で発生します。知っておくべき重要なポイントは、予防、治療、リハビリテーションの3つです。
まず、予防についてですが、運動前のウォーミングアップやストレッチが非常に重要です。筋肉を温め、柔軟性を高めることで、肉離れのリスクを減少させることが期待できます。また、適切なトレーニングや体力の向上も効果が期待できる方法です。
次に、治療に関しては、肉離れが発生した場合、まずは安静にし、アイシングを行うことが推奨されます。痛みや腫れを軽減するために、冷やすことが重要です。必要に応じて、医療機関での診断や施術を受けることが大切です。
症状の現れ方は?
肉離れは筋肉の一部が断裂している状態です。負傷直後から激しい痛みがあり、動かすのもつらい場合が多いです。筋肉が損傷している状態であるため、短時間で痛みが完全になくなるということはありません。
好発部位としては、ふとももやふくらはぎに起こりやすい傾向があります。損傷のレベルは軽度、中度、重度に分けられており、重度になるにつれ動きの制限が強くなり、日常生活に大きな支障をきたします。また、軽度の損傷でも、症状が軽減するまで2週間近くかかる場合があります。重度の場合は、負傷前の状態に戻すまでに非常に長い期間がかかります。
その他の原因は?
肉離れは、筋肉に負荷がかかった際に発生します。特にスポーツ時に起こりやすく、瞬発的な動きに筋肉が耐えられず負傷することが主な原因です。筋肉の柔軟性が低いと、瞬発的な動きや大きな動きに耐えられず負傷しやすくなります。これらはスポーツに限らず、日常生活での瞬間的な動作でも起こる可能性があります。
さらに、疲労の蓄積や筋力の低下、ウォーミングアップ不足、筋肉バランスの乱れなども肉離れの原因となることがあります。
肉離れを防ぐためには、日頃からのお手入れが大切です。疲労回復には、十分な睡眠を取ることやマッサージを取り入れることが効果が期待できます。また、ストレッチや体操を行って筋肉の質を高めるとともに、身体を動かす前にはしっかりとウォーミングアップを行うように心がけましょう。
肉離れを放置するとどうなる?
適切な処置をせず、肉離れをそのまま放置すると、症状が残る可能性があります。例えば、しこりが残ることで循環が悪化し、むくみや痺れ、つっぱり感などの症状が出やすくなることがあります。また、重度の肉離れでは、最悪の場合、歩行が困難になる可能性もあります。
負傷した筋肉は硬くなる傾向があるため、硬い状態のまま放置すると関節の可動域が狭くなり、再度負傷するリスクが高まります。さらに、損傷部分をかばいながら生活することで、他の筋肉や関節に負担がかかり、別の部位を損傷する原因にもつながりやすくなります。
当院の施術方法について
肉離れになってしまった際の対処方法として、当院では損傷した筋肉の回復を促しやすい施術メニューをご提案しています。
肉離れの施術として、急性期の負傷直後には、応急処置としてアイシングや圧迫を行い、患部を挙上させることが重要です。これにより、負傷した患部の炎症や腫れを抑える効果が期待できるとともに、怪我の早期回復を図るためにも必要です。
急性期を過ぎた怪我に対しての施術メニューとしては、鍼治療や電気治療、筋膜ストレッチなどのメニューをおすすめします。これらの施術では、患部の損傷部位の回復を早めるだけでなく、硬まってしまった筋肉の柔軟性を高める効果が期待できます。
改善していく上でのポイント
肉離れによって損傷を受けた部位は、怪我の重症度によって程度が異なりますが、回復には軽度でも約三週間、重症の場合は二ヶ月以上かかることがあります。
回復後も運動機能に少なからず影響を及ぼす可能性があります。損傷した部位は回復後に硬結という硬いコリが残ることがあり、これを放置すると再度肉離れが起こる恐れがあります。
症状を軽減していくために大切なのは、急性期を過ぎて患部を動かしても痛みが出なくなった時点で、日常的にストレッチを行うなどして身体の柔軟性を高め、再発の予防に努めることです。